2008年11月29日

白老ふるさと2000年ポロトの森キャンプ場

12月も目前だが、今年のキャンプツーリングはまだ終わっていない
今までで一番遅い時期のキャンプは、おととしの10月28日の日の出公園キャンプ場
しかしこの時は期待外れ?の暖かさで、最低温度でいくと去年の10月13日の旭ヶ丘公園キャンプ場で3℃まで気温が下がった。

実は最近、冬もキャンプへ行こうと考えている。
車でもイイが出来ればバイクで行きたい。
しかし今の自分の装備でいきなり真冬にキャンプする勇気はない。
という訳で冬キャンプの予行練習も兼ね、初冬の今時期にキャンプツーリングに行くことにした。

北海道でこんな時期にバイクでキャンプツーリングに行く人なんて皆無に等しいと思うが、その僅かな中のひとりが近くに居る。
それは同僚Kで、冬キャンプツーリングに関しては自分とほぼ同じ考えを持っている。
いつもはシェルパで一緒にツーリングに行っているがカブ(90cc)も所有しており、言わずもがなスパイクタイヤは装着済み。
今回はタイカブ&スーパーカブで初冬ツーリングに行くことにした。

さすがにこの時期オープンしている所はほとんどないが、比較的近場に通年やっているキャンプ場があった。
それは白老ふるさと2000年ポロトの森キャンプ場。(名前長過ぎ…)
キャンプ場までの距離は60kmにも満たないため、普通に国道を走れば直ぐに到着するがそれじゃ面白くない。
poroto.png

おととしの林道ツーリングでも走ったが、千歳の泉沢から支笏湖南側の林道を走り繋げば国道を一切通らず行くことが出来る。(厳密に言えばR276を1kmだけ走る)
poroto1.png

今回は近場のため、比較的遅めの朝9時にスタート。
林道の積雪は少ないが、水溜りがたくさん凍っている。
R0012890.JPG
この水溜りが意外と厄介で、気温が中途半端に低い(5℃)ため氷が破れたり破れなかったりする。
凍っていて水の中が見え辛く、氷が破れると意外と深かったりして少し焦る。

途中、こんなものが道端に落ちていた。
remington.jpg
何だコレ?薬きょうの様に見えるが…。
後でネットで調べたら、散弾銃の薬きょうだった。
あれっ、ここって禁猟区じゃなかったっけ?こえー。

林道は徐々に凍結路面が現れ、場所によっては一面ツルツル。
R0012894.JPG
怖くて自然と足が出てしまう。

スパイクタイヤはガッツリ効いているとまではいかないが、何とか走れる。
スピードは出せてもせいぜい20km/h位。
それでもこんな氷の上でも走れるのだから凄い。
当たり前だが夏タイヤでは絶対無理。
それと冬の郵便配達員の大変さも感じた。
最近はスタッドレス装備の郵便バイクが多いが、やつらスゲェな。

1回目の休憩ポイントの口無沼へと近付くと、どんどん道が酷くなってきた。
R0012902.JPG
日が照って気温が上がってきたこともあり、氷の上が濡れて物凄く滑る。
雪道運転経験者なら分かると思うが、濡れた氷は最強に滑る。

既に何回転びそうになったか分からない位の状況ながらも、なんとか無転倒で口無沼へ10時過20分に到着。
R0012904.JPG

凍結路面のライディングは予想以上の全身運動で、薄っすら汗ばんでいる。
グリップヒーターをONにしなくても手はポカポカ状態。

口無沼は軽く凍結していた。
R0012909.JPG

街に雪がないため林道も大丈夫だろうと思っていたが、こんなに厳しい状況だとは予想していなかった。
まだ半分位しか来ていないが、この先大丈夫だろうか?

休憩後スタートすると、こんな道。
poroto3.jpg
車の轍の跡は濡れた氷でテカテカ、かといって轍の真ん中を走るとボコボコで走り辛く、轍へ弾かれると一瞬で転びそうになる。
今更だがフロント&リアにキャンプ道具満載という説明を加えておく。

拓けた場所だと雪がない道もあるがそれはほんの一部で、基本的にツルツル路面が延々と続く。
R0012917.JPG

急な登りで何度かスタックしそうになる場面があったが、すかさず降りて押し歩き、事なきを得た。
こんな時は遠心クラッチの恩恵が大きい。

凍結路面でのライディングで足を使うのは重要だと今回認識した、っていうか自然に足出ちゃうけどね。
今回凍結路面を走って初めて分かったことだが、この足を出すという行為が結構疲れる。
重い防寒長靴を履いた足を長時間前方に投げ出していると、太ももの付け根が非常にだるくなる。
明日筋肉痛かな?

それとどうしてもハンドルを押さえる腕に力が入ってしまう。
腕の力は抜かなければと思うのだが、車体が滑ると無意識に腕が棒の様に突っ張ってしまう。
これは慣れないといけないな。

2人とも何とか無転倒で樽前ガローまで到着。
当初の予定ではこの先も林道を通るはずだったがこの先の林道は起伏がありそうなのと、今日は充分雪道を堪能したということで、ここからは林道を避けて行くことにした。
poroto4.png

その後は幹線道路を避け、高速道路と並行しているフラットダートの道をまったりと走り、13時前にキャンプ場へ到着。
R0012922.JPG

ビジターセンターで受付をすると、水場の水は出ないのと水洗トイレは封鎖中(簡易トイレは複数あり)との説明を受けた。
水が欲しい時はビジターセンターで貰うとのこと。
ま、そんなの全然問題ないけど。

サイトは広大で非常に綺麗に手入れされいる。
R0012924.JPG
車両乗り入れOK(今時期限定かな?)なのも嬉しい。
広過ぎてどこにテントを張ろうか迷うところだが、全体的に微妙に傾斜しており、完全にフラットな場所を見付けるのは意外と難しい。
もちろんキャンパーは俺達2人だけ。

目ぼしい場所を決め、早速設営にかかった。
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気温10℃だが、地面が凍っていてペグが若干刺さり辛かった。

その後遅めの昼食を摂りに、白老駅前のレストランおおきな木へ行った。
R0012933R.jpg
地元食材を使ったさら貝のシーフードオムカレー(900円)を食べたが、かなりウマかった。
他にもウマそうなメニューがたくさんあり、是非また来てみたいと思った。

風呂はポロト湖畔にある、白老温泉へ。
R0012934.JPG
昭和の雰囲気漂うかなり味のある古い建物だが、管理が行き届いており清潔感はある。

風呂場は湯船1つと洗い場のみのシンプルな造り。
湯船に入る前に体を洗っている時、嫌な予感がした。
湯船から溢れたお湯が足元に流れてくるのだが、物凄く熱い
流れてきたお湯がこれだけ熱いということは、湯船の中はどんだけ熱いんだ?

案の定、湯船は殺人的な熱さだった。
たぶんお笑い番組で出てくる熱湯風呂と同じ位だと思う。
でもおっさん達は普通に漬かっている、信じられない!
当然水で薄めることは出来ない(蛇口なし)し、湯船は1つしかないのでこちらに選択肢はない。

意を決して浸かってみると、熱いというよりも痛いと感じる。
それでもなんとか我慢して50まで数えてから上がった。
その後も休憩を挟みながら計3回入った。
温泉に行くとぬるめの湯船にしか入らないので分からなかったが、熱い方の湯船ってこんなに熱いのか?
今度違う温泉行ったら試してみよう。
風呂から上がって温泉の説明書を見ると、源泉(49℃)掛け流しで加水なしとのこと。
そりゃあ熱いはずだよ。
でもここの温泉、嫌いじゃないな。

近くの生協で買出しを終え、夕飯の準備。
今回初投入のフジツボSPの実力やいかに?
R0012939.JPG

まずはびらびら開度30%でアルコールバーナーを入れてゴトク代わりに使ってみた。
コッヘルとの距離が若干近過ぎる様な気がする。
アルコールがヒートされて火力が強くなると、たくさんのパンチング穴から炎が飛び出してきた。
問題はないかもしれないが、何となく怖かったのでアルコールバーナーの使用は途中で止めた。

次にびらびら開度60%で網を載せ、炭火で焼肉。
R0012944.JPG
こちらは炭火との距離が近いのが幸いして、少量の炭で済むのでかなりイイ感じ。

最後はびらびら開度100%で焚火モード。
R0012947.JPG
これはかなりイイ!
でかい薪を載せても問題ないし、形がオープンなので暖かい。
パンチング穴のお陰か、燃え方も文句なし。
これはイイ買い物をした。

今回マジックフレームも持ってきて、焚火でお湯を沸かすのに使用した。
コッヘルを載せるのであればマジックフレイムの方が使い易く、収納は葉書1枚(と少しの厚み)で済むのでマジックフレイムも持って来ようと思う。
別に意地でも1つの焚火台で済まそうとする必要はなく、道具にはそれぞれの良さがあるので。

夜20時頃、物凄い雨と風が吹き荒れて一時期はどうしようかと思ったが2時間程経つと低気圧は過ぎ去り、星も見える天気になった。
寝る時、先程の雨のせいでテント床が結構濡れているのに気付いて焦ったが、幸いにもシュラフカバーとマットのお陰で事なきを得た。
気温は期待したほど寒くはならず、朝5時に記録した1.5℃が最低だった。

今回は3シーズン化繊シュラフ2枚、シュラフカバー、インナーシーツと、今までで最も頑張った装備
それに加えハクキンカイロ1個とインナーダウンジャケットを着た。
寒くて眠れないということはなかったが、充分暖かいという感じではなかった。
実はこの装備で−5℃まではイケるとふんでいたが、ちょっと無理そう。
着る物にまだ若干の余地があるのでそこを強化するのと、ハクキンカイロをもう1個追加しようと思う。
ゆくゆくはダウンシュラフを買いたいと思っているが、その前に現在持っている装備でどこまで耐えられるのか試してみたい。

2日目は日も射すイイ天気。
最近キャンプの朝食で気に入っているのが、味噌汁&サンマの蒲焼丼。
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ずっとカップラーメンだったのだが、やっぱり朝はご飯がウマい。

昨夜の雨もあり、帰りは林道を通らず普通の道で帰った。
普通といっても国道ではなく、
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こんな感じの住宅街外れの裏道を走り、これはこれで楽しかった。

今回は近場のキャンプだったが、収穫は多かった。
冬本番前に本格的な凍結路面を体験出来たのは良かった。
車での冬道走行経験は長いので多少甘く考えていた部分があったが、想像以上に厳しいということを思い知らされた。
だからといって諦めた訳ではなく、更に万全を尽くし気を引き締めていこうという気になった。

スパイクタイヤについて、全ての山にピンが打たれている訳ではなく、乗る前はこんなピン数で大丈夫なのか結構心配だった。
しかし今回乗って分かったが、これはかなりバランスの取れたタイヤである。
全ての山にピンを打つことも可能だとは思うが、それは余り意味をなさない。
凍結路で最強が欲しいのであれば、ブロックタイヤにカップピンのフルピン状態が一番。
しかしそれは凍結路限定での話し。

北海道の冬でも、どの道も常にアスファルトが隠れているイイ感じというのはあり得ない。
ましてや最近は塩化カルシウム撒きまくりなので、結構融けている。
冬でもアスファルトを走る方が比率は高い。

そう考えるとカブ用のスパイクタイヤはよく出来ている。
実用性、耐久性、静粛性、経済性のトータルバランスでいくと、これが一番かもしれない。
アスファルトでもほぼ普通に走れるし、もちろん林道だって問題ない。
ある意味最強のオールシーズンタイヤだと思う。
それに加え、カブという車体とマッチすれば最強の実用冬バイクになる。

今回で今年最後のキャンプツーリングとなるが、来年(来シーズンではない)の始まりはたぶん早いと思う。
たぶん1月かな?
posted by 管理人 at 00:00| Comment(4) | ツーリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やっぱり、こちらのツーリング記事は面白いなー。

初冬ということですが、こちらでは厳寒期に相当しますね。
凍結路とスパイクの考察はとても参考になります。
フジツボSPも具合が良さそうで、、。
直火でもメインの焚き火から熾きを掻き出して煮炊き用に小さな焚き火をセットすることがありますから、焚き火台が複数あるというのは頷けます。
あと、自分もハクキン懐炉入手しました。
良いですね。これ。
最後に、、、。
朝からサンマの蒲焼丼は豪華ですね。
自分にとっては、走り疲れた夕餉のメインディッシュですよ〜。
とにかく、寒い時はガシガシ飯食うに限りますね。
Posted by たらし at 2008年12月03日 22:14
自分の中での厳冬期は−10℃以下です。
しかし今の装備では絶対無理だと思うので、ダウンシュラフを買おうか迷っています。(買うのも時間の問題だと思いますが…)

>とにかく、寒い時はガシガシ飯食うに限りますね。
そうです、エネルギーを蓄えるために食うに限ります。
お酒もイイですが、あまり飲み過ぎると逆効果ですけどね。
Posted by 管理人 at 2008年12月06日 02:38
元日に雪道初走行をしました。
路面の状況はこの記事とほとんど同じで、大晦日に降った雪でもう少し轍が隠れている程度でした。
管理人さんと同じく、氷の轍にはビビリました。
でも、ノーマルタイヤでは到底いけない路面をゆっくりでも進めましたので非常に嬉しかったです。
念願叶ったせいもありますが、これほどにも楽しいとは、、、。
単車人生で新たな扉が開いた思いです。
Posted by たらし at 2009年01月05日 22:59
バイクで冬道って、ちょっとしたカルチャーショックですよね。

私はというと、最近すっかり怠けモードでバイクに乗ってません。
バイクが雪像化しない様に、2週に1回のペースでエンジンをかけている位です。
Posted by 管理人 at 2009年01月06日 23:09
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